PR
ダーク・ファンタジー小説
- Re: 銀色に燃えるキャンドル —双眸— ( No.3 )
- 日時: 2014/03/02 10:14
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
走る
走る
息が荒い
「楓!!」
弓矢を放り投げた。
「あたし?!」
そういいながらも 鈍い音がして、楓は見事 敵を撃ちぬいた
「アルカトラズ!」
俺が呪文を唱えた。
後ろを向いて、指先を向け、構え、撃つ。
バァ——ン!!
見事 命中
指先から放たれた紅焔の炎は 見事周りを焼き付ける
「翔太!危ない!!」
後方からくる志乃の声が響き、俺はとっさなことに 地面に這いつくばる
頭ギリギリを、砲弾が霞めた
「まだ来る…。スターダスト!!」
横で 優希が呪文を唱えた
瞬時に、優希の手から、魔法陣が現れ、壁を作る。
ドーー—ン!!
俺たちは後ろを向かずに走り出した。
息が切れようと問題ない。
ガッシャ—————ン!!
俺は物音に後ろを振り向いた。
無惨に敵の攻撃で、壁は壊れてしまう
「ごめん」
優希が謝る
でもそれのおかげで 敵と差をつけることができた
「大丈夫 五発も避けれた。助かった」
「右、曲がって。街中に入れるわ。路地があるの。そこでヒーリングするから。街には居れば目が行き通りにくくなるし」
と、前方で遥花が言った。
「分かった」
今、俺が立っているこの世界
一体 何なのか。
よくよくは分からない。
ミーティア界というらしい
ミーティアは 隕石というらしいと聞いて もっと 意味が解らない
そしてここは、パティオの国
人間が住む場所 人間界の真反対に、ミーティア界はあるらしい。
パティオの国は人間界で言う日本国の真反対にあるんだと。
俺は よくわかんないけど、神に定められたとでも言っておこう
この国で 追われる運命にあるようだ。
PR