ダーク・ファンタジー小説

Re: 銀色に燃えるキャンドル —双眸— ( No.6 )
日時: 2014/03/02 10:33
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)

俺は、何度も取れるヒゲを押さえながら、路地まで走った。

そろそろHPがやばいかもな と思いながら 俺はまたポケットから、人間界で言う「スマホ」みたいなものを取り出した。

それは、常に俺が装着するもので、HPと攻撃力とレベルと 同じそれを持つ、設定した仲間がどこにいるかや、地図なんかも確認できたりする。 これは「ピポット」と言うらしい。

これは、トランシーバーと揃って、公園でかくれんぼを計画していた楓の鞄に入りっぱなしだった、持ち合わせのものだった。
しかもそれ、大量にあって 仲間分まで足りたうえ二つもあまりがある。

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ピポット 2014.3/1 pm4:02

立花翔太 36LV □■◆○○
         ▲○□◆○
HP200/1500   ●●★▽◆
攻撃力3000/15000 ◆□▼■■
防御力20/150
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地図的には、自分が★
読み方は意味がわかんないけど 最近分かるようになってきた。

え、わかんないぞって?気にすんな。おまえらわかんなくていいし!(超ヒドイ)
じゃあ 少し教えてやる あんがい簡単なんだぜ。

白マルがあるだろ、4つ。それが仲間
ちゃんと引っ張って名前も書いてある。

で黒いマルは、一部の敵を表してる。
黒四角は、宿泊施設とか休憩場所とか とにかく屋内の場所で、ホテルみたいなもんだな。
ま、他は難しいから今度。

やばい、皆もう集まってる。あ、でも楓だけまだだな。
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俺がのんびり歩いていくと、ど叱られた

「おまえが待ち合わせ場所設定したくせに………」
と、少し怒り気味の優希に 平謝りした。

「とりあえず、食べようぜ。俺、腹ペコペコ。」
俺が言うが、遥花が言った

「何買ってきたの?」
そう言われ、俺は大量のインスタントラーメンや、サラダやお惣菜を出した

「このお惣菜、今日までだよ」
志乃が、お惣菜の賞味期限を見て言った

「とにかくこのお肉も焼かないと。だって今日までだから」
と、楓も言った。

「とにかくメシ————!!」
俺は空腹のあまり叫んだ。

「ばっか!!」
優希に口を押えられ、俺は息もだえだえに倒れた。