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ダーク・ファンタジー小説
- Re: kill you... 〜殺復讐〜 ( No.36 )
- 日時: 2014/08/23 21:58
- 名前: 莉愛 (ID: Jolbfk2/)
- 参照: http://killyousatuhukusyuu
side kotoka
「!!」
目の前には私の探していた人がいた。
私は声に出して叫んでいた。
「莉穂!!」
莉穂は顔色変えることなく私に言い放った。
「琴夏か…」
「莉穂、探したよ」
「私は琴夏を探していた」
莉穂は氷の表情を変えることなく言った。
私は莉穂の表情にただゾクっとするだけだった。
「で、琴夏は何の用よ。早くしなさい」
「琴夏、莉穂に復讐しに来たの!」
「!!私もよ琴夏。じゃあ、勝負ね。負けた方は死ぬ。これでいいよね!」
「…っ…いいよ。勝負受けるわ」
莉穂の表情は変わることなかった。
私も表情を変えていないつもりだ。
そうすると莉穂はポケットからナイフを取り出して私の方へ向かってきた。私はそれを受け止めようと必死に持っていた日本刀で対抗した。
「ぜってえ負けねえ」
そう、莉穂の方から聞こえてきた言葉。
まるで別人のような莉穂の声だった。
「こっちが勝つんだよ」
私も莉穂に対抗して声を低くした。
私もできるだけ小さな声で言っていたが莉穂には聞こえたのだろうか。
その時、私は一瞬のスキを突かれ莉穂のナイフが左腕に刺さった。
左腕からは大量の血が流れている。血が止まらない。
「っっっ!!痛っっ!!」
「ふふふ、痛いのならそのまま死ぬべきね」
私は必死に左腕の血を抑えていたがまだ出るようだ。
このままでは出血多量になって死んでしまう!!
それだけは避けておきたい。
「…っ!死…にた…く……な…い…」
私が発した言葉はむなしく消え、それが最後の言葉になってしまった。
7人目、復讐完了。
残り23人。
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