ダーク・ファンタジー小説
- 独 白 〜久遠寺美鈴 十三時十一分〜 其の二 ( No.45 )
- 日時: 2012/06/28 22:27
- 名前: yuunagi(悠凪) (ID: wfu/8Hcy)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n2549z/25/
美鈴タイムです。
今日一日色々な事があったなぁ〜としみじみと思います。
——ふむ、少しお年寄り臭いかな……?
まぁ〜いいや、えっと……流風さんたちが調査している夢想薬の噂についてですけど、何だか物騒な事になっちゃいましたね。
まさか、追われる事になるなんて夢にも思いませんでした。
でも、楽しかったなぁ〜。
——あっ、お姉ちゃんたちには内緒ですよ。
皆、心配性だからね。
さて、夢想薬の件について(学科違いであり部外者である)私の口からはこれ以上の事は何も言えませんので、愚痴コーナーに参りましょう。
まずはメイちゃん、ナルちゃんの事かな?
嘘を吐くなんてお姉ちゃん悲しい!(流風さん風)
——ゴホン、冗談はさておき。
二人が私の事を心配してくれるのは嬉しいけど、それ以上に二人の事の方が私には心配だよ。
幾ら、魔遣科で魔法についての勉強し、扱う事が出来るとは言え、年頃の少女が危険な目に遭うような事に目を瞑る事は出来ないよ。
でも、お姉ちゃんはそこの所は配慮しているみたいで、本当に危険な仕事は流風さんや彗月に全部押しつけているみたい。
——あれ?
これって配慮しているのかな……?
本当に危険な仕事なら所長であるお姉ちゃんも自ら出陣するんじゃないのかな?
一応、教官兼責任者だし……。
ふむ、お姉ちゃんの事だから自分が興味抱いた事柄じゃないと食い付かないだろうから滅多な事では動かないだろうなぁ〜。
それにいつも書類処理に追われているから身動き取れないだろうし……。
——さて、続いては彗月、か……。
ホント、アイツってば信じられないわ!
年頃の娘に向かって涎は付いてるわ、昔恥ずかし話を持ち出すわで、デリカシーってモノが欠けてるわ!
そ、そりゃ〜口を開けて眠っていた私が悪いかも知れないけど、けどぉ!
言い方ってモノがあるでしょ!?
……はぁ〜、いいわ。
彗月が何かおごってくれるらしいからお言葉に甘えるとしましょうかね。
何にしようかなぁ〜。
確か、ニンフさんが甘い物をねだったみたいだから……私もそうしようかな?
ふむ、悩みますなぁ〜。
自費じゃないだけに普段買えない物とか……?
いや、それはいくらなんでもね……。
やっぱり、私も甘い物にしようかな。
あっちこっち行ってお腹が減った事だし……。
それに久しぶりにニンフさんとガールズトークに花咲かせたいしね。
——うん、そうしよう。
じゃ〜そう決まった所で彗月たちと街へ繰り出そうとしましょうか、ね……。