ダーク・ファンタジー小説

Re: Happy End と Bad End ≪10/13 更新≫ ( No.21 )
日時: 2014/10/14 21:20
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)

EpisodeXⅡ

「今日はどうされたんですか」

にこにこと聞いてくる。

「なんでも……ないです」

うつむきながらいう。

「なんでもない気がしませんが」

「っ……本当になんでもないんです……」

見破られた。

なんでもないって言い張ってもどんどんと聞いてくるのに負けてしまって私は今までを打ち明けた。

「そうですか……それはお気の毒ですね……」

眉を寄せながらいう。

「お気を悪くしてしまったらすいません」


沈黙が流れる。


やっぱり話さないほうが良かったかな。