ダーク・ファンタジー小説

Re: Happy End と Bad End ≪10/30 更新≫ ( No.26 )
日時: 2014/11/10 00:18
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)

EpisodeⅩⅣ

この間より昨日。

昨日より今日。

俺にとっては今、この瞬間が大事である。

魂だけがこの世に存在している俺、日野悠斗。

今日も彼女を見守る為、俺の魂は動き続ける——


「美波さん、着いたから降りて」

彼はそうがたがたと震えている女に言った。

女は震えるばかりで動こうともしない。

それに腹が立ったのか、無理やり抱き上げ、家の中に連れ込んでいる。

女というのは俺のかつての恋人だった奴。

いや、別れていないのだからまだ恋人なのかもしれない。

てゆうかもっとその先の関係だろ、たぶん。

俺の女と言っても過言ではない女を雑に扱われるのは腹立たしい。

ちくしょう。

体があれば。

いつもこうだ。

見守ることはできても助けてあげることも何もできないのが悔しい。


すいません。
一旦切り上げです(。-`ω-)