ダーク・ファンタジー小説

Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.13 )
日時: 2014/09/27 16:02
名前: 穂逆 深去 (ID: NZ/3H69l)

ほどなくして少女は、かえってきた。が、しかし
「うっ…うっ、わーーんっ、……………うわ〜〜〜ん………」
帰ってきた少女は、大泣きしていた。「!?ど、どうしたのっ」
さすがの少年もこれには、慌てた。
少女を慰めながら理由を聞くと、
「ひっく、家にっ、帰ったら動物にっ、家が壊されてたんですっ…………。持ち物は無事なんですけど、…………家がぁ……、野宿する事になりそうなんです……………」
「えっ!!」
野宿は危険だ。山には凶暴な動物もうろついている。
(実際襲われた事あるもんなぁ。オオカミに)
「野宿はダメだって!!命を大切にしなよっ!!」
少年がそう言うと、少女は呆れたようにいった。
「さっき、自殺しようとしてた人が何言ってるんですか………………。それに私は…な…ので」
「えっ?ゴメン最後なんて………」
「死なないので。」

死なない…………?どういう事だ…。
「ねぇ…それってどういう………」
「あなたの反対ですよ。」

「私の能力は、どんな傷も、どんな病気も関係なく[修復]する。自分も、人も関係なく。まぁ、いわば…………」
「修復の力なんですよ。」