ダーク・ファンタジー小説

Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.18 )
日時: 2014/09/29 09:07
名前: 穂逆 深去 (ID: DTH1JhWe)

第3章[昔々の御伽噺]
今回の話は比較的少女目線です。
「まず、互いに自己紹介しませんか…?同じ山に住んでいますし………。」

「(先に言って…頼む。という無言の重圧)」
「あ……えと、私の名前はビリーブと言います。[信じる]という意味だそうです…、母から貰いました。」
「………どうせ、嘘がバレるなら本当の事をいうさ。僕の名はカイ。[壊す]と書いて[壊]だ。自らそう名のっている」
ずいぶん悲観的なんだな、とビリーブは思った。そして
そこも私とそっくりだ、とも。

「あなたの事、あなたの能力は私が10才の時から知っていました。………あなたが人を破壊するたびにないていた事も。」
「……それで?何でビリーブは僕の色んな事を知ってんの。」
「いや、それは…………………」
言える筈が無い。
名前を言われただけで舞い上がっている私の心なんて。
一目見た時から、ずっと好きで、ずーっと目が離せなかったからだなんて。
顔が熱くなるのを感じた。
(あぁ、あの頃に戻りたい………。)
私があなたを嫌っていたあの頃に。



よっしゃ!名前初だし!
ラブコメ展開にはしってやんぜ★