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母が亡くなった事。
村のみんなが恐ろしい事を考えてた事。
母が人を殺した事。

沢山泣きたい事はあったけど
何よりも悲しかったのは


その全ての原因が[私]にあるという事だった。


私が、いなければみんな狂わなかった。
私が、みんなの人生を壊した。

あぁ
[修復の能力]なんて嘘だ。
現に、私はみんなを壊したじゃないか。
私の心は傷だらけじゃないか。


ー死ぬしか、ないよね？こんな私ー

近くにあった尖った石を自らの左胸に刺す。

刺さった筈の肌は嘘のように治っていく。

こんな体じゃ死ねもしない。

[死ぬ]事でしか私には償えないのに。
償いも出来ない私はきっと

世界一の大罪人だろう。
そう思った。