ダーク・ファンタジー小説

Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.3 )
日時: 2015/01/12 01:24
名前: 穂逆 深去 (ID: gYu/uyWc)

第1章[破壊ト心ト]

銀髪のふわりとした髪の少年が、市と市の境目の役人に止められる。

「貴様ッ、そのふざけた布っきれは何なのだッ!」

「……何って、……目隠しだけど?」
少年は、止められても仕方がなかった
 何故なら、少年は目の辺りを布で巻いている、見るからに奇妙な外見だったからだ。

「ねえ…いいじゃん。通るだけでしょ別に」

少年は気だるい仕草で、そう言った。
「ッ!…生意気いいやがって!!」

そのふざけた態度が余計に役人の腹をたたせた。そして役人はとうとうこういった。

「テメェのそのふざけた面をみせやがれッ!」

「あっ!!」

役人は少年の布をめくった

”めくってしまった”

「ゴガッ!……ア、アア、ガ……」

役人は少年の眼によって、破壊された否、消し去った。

その無残な姿を見て、少年はこういった。


「だから、”目隠し”っていったのに」