ダーク・ファンタジー小説
- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.39 )
- 日時: 2014/11/08 21:46
- 名前: 穂逆 深去 (ID: V70KaHly)
更新遅れました…。
続き書きます。少女目線です。
「……ふぁ〜っ…………」
太陽の煌めきと、鳥の囀りで目が覚めた。
今は、朝?
(そうだ……、彼に家を貸してもらう事になったんだ……。)
そういえば、あの後どうやって私は帰ったのだろう。
順番に記憶を辿っていく。
確か、私は穴に落ちて………………
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[……ねえ、もうどこにもいったりしない?]
[……………うん]
[ほんとにほんと?]
[……………ならよかったぁ、そんなカイくんならわたし]
[大ぁい好き!!!!]
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(…………………はい?)
何言ってんだ私。
…………いやいや、落ち着け私。
この時点だったら友達としてってギリギリ思ってくれるって。
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[………僕の事が、異性として、好きなの…………?]
[うん!!]
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「きゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
嘘でしょ。私告白した……?
カイ君は………………?
タタタタタタタタタタタタタタタタタッ!
急いで寝かされていた部屋から出る。
キッチンに行くと、そこに、カイ君がいた。
「お、おはよう、こざいます…………。」
「うん。おはよう。」
「………き、昨日は、すいま、せんで、した。タメ口だったし、送ってもらっちゃって、気が動転して、まして……というか、あのぉ……」
「何?」
「私…………変な事いいましたよね!?」
私の問いに対し、彼は背を向けたままこう答えた。
「…………うん。いったね………。」
「ですよね!!!?……ごめんなさいっ」
そう言葉を言い残し私は、急いで部屋の外をでた。
(あ〜〜〜っ、どうしよう…………)
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ビリーブがいなくなった後、カイは振り返ってこうつぶやいた。
「……あんな事言われて、おんぶとか、家で寝かせるとか、
生殺しだっつーの………」
そうして、赤くなった顔を隠しながら
「緊張……バレてなかったかな。」
そう、小さく、つぶやいた。