ダーク・ファンタジー小説

Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.39 )
日時: 2014/11/08 21:46
名前: 穂逆 深去 (ID: V70KaHly)

更新遅れました…。
続き書きます。少女目線です。

「……ふぁ〜っ…………」

太陽の煌めきと、鳥の囀りで目が覚めた。
今は、朝?

(そうだ……、彼に家を貸してもらう事になったんだ……。)

そういえば、あの後どうやって私は帰ったのだろう。
順番に記憶を辿っていく。
確か、私は穴に落ちて………………


***********************************************‘
[……ねえ、もうどこにもいったりしない?]
[……………うん]
[ほんとにほんと?]
[……………ならよかったぁ、そんなカイくんならわたし]

[大ぁい好き!!!!]
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(…………………はい?)
何言ってんだ私。
…………いやいや、落ち着け私。
この時点だったら友達としてってギリギリ思ってくれるって。


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[………僕の事が、異性として、好きなの…………?]
[うん!!]
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「きゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」


嘘でしょ。私告白した……?
カイ君は………………?


タタタタタタタタタタタタタタタタタッ!

急いで寝かされていた部屋から出る。
キッチンに行くと、そこに、カイ君がいた。


「お、おはよう、こざいます…………。」


「うん。おはよう。」


「………き、昨日は、すいま、せんで、した。タメ口だったし、送ってもらっちゃって、気が動転して、まして……というか、あのぉ……」

「何?」




「私…………変な事いいましたよね!?」




私の問いに対し、彼は背を向けたままこう答えた。


「…………うん。いったね………。」




「ですよね!!!?……ごめんなさいっ」
そう言葉を言い残し私は、急いで部屋の外をでた。


(あ〜〜〜っ、どうしよう…………)


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ビリーブがいなくなった後、カイは振り返ってこうつぶやいた。


「……あんな事言われて、おんぶとか、家で寝かせるとか、
生殺しだっつーの………」

そうして、赤くなった顔を隠しながら

「緊張……バレてなかったかな。」


そう、小さく、つぶやいた。