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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.64 )
- 日時: 2015/01/25 10:57
- 名前: 穂逆 深去 (ID: TQ0p.V5X)
次の日、学校へ行くと一縷が休んでいた。
次の日も。
また次の日も。
一縷が休んでから、二週間が経った。
あまりにも不思議に思った俺は、クラスの奴に聞き取り調査をしてみた。
しかし聞くと皆同じ事を言うのだ。
自分は知らない、他の奴を当たれ、と
目を逸らしながら。
皆を脅している人物がいる。
これを見て、俺はそう思った。
それが、分かった俺はある人物の元へ行った。
指定された場所で待っていると、眼鏡を掛けた、青い癖毛の少年ーラチーがやって来た。
彼も神の子であるのだが、その生まれ持った”能力”故に”情報屋”なる仕事をしている。
「ご無沙汰です、リズ様」
「あぁ、久し振り。ラチ君」
形だけの挨拶を交わし、本題に入る。
「ーーええと、頼まれていた件ですが
黒幕はニアルさんで決まりですね」
ニアルは、この学校の実質NO.2の地位の座についている男だ。
また、俺にまとわりつく奴の一人でもある。
「……やはり、ね。で、彼は何をしたの?」
「……一縷さんと、リズ様が別れた後、集団で一縷さんに暴行したそうです」
「具体的にどんな事を?」
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