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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.65 )
- 日時: 2015/01/27 03:08
- 名前: 穂逆 深去 (ID: TQ0p.V5X)
※ここからは腐注意
「…殴る、蹴るなどの肉体的暴行。
暴言、などの精神的暴行。
また、彼らは一縷さんの服を脱がし、お面もめくったそうなんですが……」
「……………」
「服の下、全身御札だらけ、だったそうです。面の下の顔に限っては誰も覚えていないみたいで…………」
「…そのあとは、どうなったの?」
「一縷さんはその後、発狂したように叫び、どこかに走っていったそうです。それで現在に至る、と……」
危惧するべきだった。
一縷は只でさえ異質であったのだ。
俺が無闇に近づき、離れれば、こうなるって
分かっていたはずなのに。
「……ラチ君、頼みたい事があるんだけど……」
「分かってますよ。一縷さんの住所、ですよね。
××××-×€¢××です。
その代わり、値段は弾みます、よ」
ラチは、少し眉間にしわをよせ、ふらつきながら言った。
「………おい、ラチ君大丈夫かい」
「何が、ですか」
「君の”透視”の能力は、酷く体力を使うじゃないか。それに、君は元々体が弱いし……大丈夫なのか」
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