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リズ目線に戻るよ。


「うわぁ…………」

心配だなぁ、と思って
しばらく物陰に隠れてたら

やっぱり倒れてるし。

しかも、俺への賛美の仕方が凄すぎだし。あれ、心の中で言ってるつもりかな。


「まったく、もう……」

なんで、俺なんかのために力を使いまくるかな。

お前のことを信じきれずにいる俺に。

幼なじみなのに他人のようにお前を扱う俺に。


「ごめんな。ラチ」

お前が俺の事を大切に思ってくれてる事は分かってる。
だけど、それでも

お前に心を許しきれない俺を許してくれ。

あぁ、そう言えば。
お前も俺自身を見ててくれてたよな。
忘れてて、ごめん。


俺はラチを背負ってゆっくりと保健室に向かっていった。