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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.69 )
- 日時: 2015/02/12 17:59
- 名前: 穂逆 深去 (ID: kmGD6303)
「う、うーん………あれ、リズ、さま?」
「………ん、起きたか」
保健室でラチがベッドで眠る中、リズはシャリシャリと林檎を剥いていた。
「お前、無理し過ぎなんだよ。倒れる程がんばることないだろ」
「ん、あ、リズ、様、口調が………」
ラチがそう言うと、リズはハアと溜め息をついた。
「……聞いてたよ。さっきのラチの言葉」
「…………!!」
「俺のせいで、お前に無理させてたんだな。ごめん、ラチ」
「うぅ…………リズ……」
「お前は、俺の一生の友だよ」
「…………大好き、大好き大好き大好き大好き大好き大好き、リズは僕の、本当に大切な、友だ。本当はずっと言いたかったんだ。変わっちゃったのかと思ってた、変わって、なかったんだね……」
リズはおかしそうに笑うと、真面目な顔でラチにある事を告げた。
「ー実は、俺が他人を信じれなくなった理由はある人に騙されてからなんだ」
「え……、誰に?」
「………俺の、父さん」
「どういう事だよ…??」
「実はーーーーーー」
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リズが帰った後、ラチは保健室で一人悩んでいた。
(まさか……………とは)
(怖い……………嫌な予感がするのは、僕の気のせいだろうか)
ここで一つ言える事があるとすれば
ー透視神ラチの予感はよく当たるー
ということだろう。
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