ダーク・ファンタジー小説

Re:     ——題名未定—— ( No.2 )
日時: 2014/11/01 20:34
名前: 若 (ID: qUgMea5w)

一話

「迷っちゃたなぁ〜…」

ザワザワ…風によって揺れる木。
灰色の雲とうっそうと茂る草木がそれとない雰囲気を醸し出していた。
グイッ…!!急に足を何かに引っぱられる。

「ヒッ…」

小さく悲鳴をあげる。そして、ゆっくりと足元を見る。

「なんだぁ〜草かぁ…」

こんな事になるなら、好奇心なんかで森なんかに来るんじゃなかった…
こればっかりは相当自分を恨むよ…

「なっかなか元の場所につかないな…」

風景がずーっと同じようなものだから、同じところを歩いているようにしか思えなくなってきた。
実は同じとこをずっと歩いてたりして…
時間が気になり、お母さんにねだってやっと買ってもらえた時計を見
る。

「もう4時か…」

雨も降ってきそうだし…やばいなぁ…頭を抱えてしゃがみこむ。

………

「よしっ。悩んでても仕方ないよね!!」

そう言葉にして勢いよく立ち上がる。それと同時に何かを踏みつける。

「…!!」

ズルッ……!!ドサッ…

「いったーって…な、何?これ…」

目の前にあったもの。それは——…

Re:     ——題名未定—— ( No.3 )
日時: 2014/11/01 20:36
名前: 若 (ID: qUgMea5w)

二話

前回—…

「よしっ。悩んでても仕方ないよね!!」

そう言葉にして勢いよく立ち上がる。それと同時に何かを踏みつける。

「…!!」

ズルッ……!!ドサッ…

「いったーって…な、何?これ…」

目の前にあったもの。それは——…

Re:     ——題名未定—— ( No.4 )
日時: 2014/11/01 20:47
名前: 若 (ID: qUgMea5w)



カチカチ…目の前にあったもの…それは人の骨だった。

「キャァァァァァ!!!」

助けて…痛いよ…苦しいよ…誰か…

かすれた声が森に響く。その声はまるで幻聴のようだった。

「…!?な、なんなの。この声!や、やだ。誰かっ…!」

ギイィィィ… 突如目の前にある小屋が不気味な音を立てて開く。
ドンッ!!バン…!!ドタバタ…
中から激しい音が聞こえる。それは確かに私の耳に届いた。
何も見たくない、聞きたくないという恐怖心が、徐々に私の心に広がっていった。