ダーク・ファンタジー小説
- Re: 台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.8 )
- 日時: 2014/11/03 19:38
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
三話
「遅いわね…」
娘の案が外に出かけてからもう6時間が経とうとしている。
メールを何回送っても返信がこない…
「何か…あったのかしら…」
まさか…あの森にでも入ったのかしら…私の不安は増すばかりだった。
・・
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.9 )
- 日時: 2014/11/02 20:32
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
あの森は、戦時中に飢えた子どもたちいたらしい場所なのよね…
その子供たちはこの世界というものに恨みを抱き、
入った人たちを暗殺していく…っていう噂もあるし…
でも、さすがにあの森に入ることはないかしら…
立ち入り禁止の看板だってあったと思うし…
私はあの子の帰りを待つことにした。
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.10 )
- 日時: 2014/11/02 20:37
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
四話
ベシャァァァァアア…!!私から流れ出す血は、視界を埋めるかのようにして舞った。
「う、あぁぁ…」
もう意識も持たなくなってきた。痛みさえ感じない。
お母さん…助けて…腕に付けている時計が十二時を指した。
ゴーンゴーンゴン————…
ザァァァァァァ… 降り出す雨の音と、鐘の音が混ざりあう。
それは何とも言えない不協和音であった。
少女は深い森の、闇の中で、何かを呟いた。
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.11 )
- 日時: 2014/11/02 20:43
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
————…
しかし、その声は無残にもかき消され、
闇には突き刺すような雨の音だけが響いた。
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.12 )
- 日時: 2014/11/02 20:44
- 名前: 龍真 (ID: lhdE18AB)
こんばんは、龍真っていいます!
このお話とってもおもしろいですね♪
続きが気になります!
私も小説書いてるのでよかったら読んでください!
では失礼します!
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.13 )
- 日時: 2014/11/02 20:49
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
+。*。epilogue+。*。
あぁ、これもまたつまらないね…
やっぱり全てのものが「台本どうり」に動いてしまう…
でも…貴方が思う世界への恨み…
それはもしかすると「台本どうり」ではないかもしれない…
でもそれは定かではないんだ。
貴方がもつ世界への恨み。あなたが持つ人生。
それはあなたが進みたい方向へ行けばいくほど、きっと
「台本」というものからそれてゆくのだろう——…
それはきっと面白いことだ。
だって———… やっぱり
台本どうりじゃつまらないから———…