ダーク・ファンタジー小説

Re:     台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.10 )
日時: 2014/11/02 20:37
名前: 若 (ID: qUgMea5w)

四話

ベシャァァァァアア…!!私から流れ出す血は、視界を埋めるかのようにして舞った。

「う、あぁぁ…」

もう意識も持たなくなってきた。痛みさえ感じない。
お母さん…助けて…腕に付けている時計が十二時を指した。

ゴーンゴーンゴン————…

ザァァァァァァ… 降り出す雨の音と、鐘の音が混ざりあう。
それは何とも言えない不協和音であった。

少女は深い森の、闇の中で、何かを呟いた。

Re:     台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.11 )
日時: 2014/11/02 20:43
名前: 若 (ID: qUgMea5w)

————…

しかし、その声は無残にもかき消され、

闇には突き刺すような雨の音だけが響いた。