ダーク・ファンタジー小説

Re:     台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.25 )
日時: 2014/12/01 20:30
名前: 若 (ID: qUgMea5w)

三話
— 2014年 11月28日 AM6:00 —

「ふあぁぁ〜…」

大きなあくびをして、モカはベッドの中から出る。

(そういえば、昨日の妙な視線、なんだったんだろ…
              なんか嫌な予感するなぁ…)

そう思えばそう思うほど、怖くなり、モカは考えないようにした。
トン、トン、トン、トン… 螺旋状にまがった階段を降りる。

「おはよー…」

またあくびをしながらリビングにいる両親に言う。

「おはよう、モカ!お誕生日おめでとう!!」

パン!!! クラッカーを持った二人が、元気よく声をかけてきた。

「今日の夜はごちそうよ!!」

と、ニコニコしながら、母が言った。父もすごくにこにこしている。
ひそかにちょっと近所迷惑かな…
と思っていたモカだが、単純に嬉しかった。

(今日はどんなごちそうかなぁ…!たのしみだなぁっ…!!)