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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法少女の世界 ( No.14 )
- 日時: 2015/05/09 14:29
- 名前: 日瑠音 (ID: ASXV1Vux)
「ふぅ、今日はここまでにしようか」
ザストに呼ばれ、私はホウキを下りた。
「いやー、進歩したね、レアノちゃん。やっぱり素質あるよ」
「この調子だと、二ヶ月後の寮生の魔法大会にも出られそうかな?」
寮生の魔法大会?
「何それ?」
「レアノちゃん、家が異世界なんだから寮入るでしょ?」
「へぇ、寮なんかあったんだ」
「もし、レアノちゃんが元の世界からこっちの学校に通うとすると、レアノちゃんは一年ごとにこっちに来ることになる」
??
「最初の頃に言ったと思うけど、地球での一日はこっちの一年なんです」
「へー、ってマジか!」
これは寮に入らなくてはと思っていると、思い出した。
「忘れるところだった!服!服買ってくれるんでしょ!?」
私、一応ファッションには気を使う方だ。
「覚えてたか・・・」
トップスやら靴やら色々買って、計67点になった。
「お、重い・・・。レアノちゃん、さすがに僕のお財布が寂しくなってきたよ・・・」
大量の紙袋を持ったザストが苦しそうな顔でこっちを見てくる。
「そろそろ寮に戻りたいと思わない?」
「あ、そっか!うん、行く!」
ザストがすごく嬉しそうな顔をした。
・・・なんかゴメン。
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