PR
ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法少女の世界 ( No.2 )
- 日時: 2015/06/15 16:33
- 名前: 日瑠音 (ID: d8Ota459)
『レアノの世界』
アパートの一室。
親のいない一人ぼっちの天才は、太陽の眩しい夏休みを過ごしていた。
肩までの金髪に碧眼、無地のグレーのTシャツとショートパンツから見える白く絹のような肌の天才少女。
彼女の名はレアノ。
「暇だな・・・」
夏休みの課題は初日二日目で終わってしまっている。
やることもなく、六畳の部屋の中のベッドの上でダラダラしていた。
暑いがエアコンはつけられない。
今年こそは、電気代を節約すると決めたのだ。
寝返りを打ち、何となく机を見る。
「え・・・?」
・・・手紙が机の上に置いてある。
宛先も名前も住所も、何も書いていない真っ白の封筒だ。
ついのぞいてしまう。
すると、二枚の紙が入っていた。
まずは、一枚目。
レアノ様
ホーズ魔法学園への入学を許可します
ザスト・ホーズ
・・・は?
普通の人ならこう思うだろう。
もちろん、私も同じリアクションだ。
一言で言えば意味不明。
次は二枚目だが、何故だか地図が描いてある。
ホーズ魔法学園(?)は何気に近い。
レアノの家からは2㎞ほど。
「行ってみようかな・・・」
暇すぎる夏休み、少しくらい幼稚に冒険でもしたら楽しいかもしれない。
レアノは冒険に出る準備をした。
PR