ダーク・ファンタジー小説

Re: 凛花と恐怖のゲーム!!最悪の1ヶ月間!【コメ募集】 ( No.105 )
日時: 2015/01/27 07:36
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: 9mRpGzcK)

「美味しいだろう?」

自信満々に紅が質問する。

「全く」

「なんで?自然を味わえるだろ?」

凛花の答えが意外というように言う。

「青臭い」

凛花は鼻をつまんで顔の前でパタパタと手を動かす。

「臭臭!!」

その時、颯斗が目を覚ました。

キョロキョロ辺りを見渡している。

「颯斗!こっちこっち!」

凛花が手招きをする。

「?」

「颯斗、ヨモギスープ、臭いか?」

「うん」

紅は、「ああ?」と顔をしかめた。

「もう、食べなくていいから、早くセイとトウジと来夏&冬華探そう。」

「チッ」

紅は、スープの入った鍋を倉庫の端に寄せ、すでに変幻していた颯斗に乗った。

颯斗は、大あくびをして大空へ舞い上がった。

「あいつら、どこだよ・・・」

「なんか、そこに森林があるよ!」

「いねぇだろ、そんなところに。」

颯斗は、その森林を通り過ぎた。

しかし、そこにはーーーーー


「誰も助けに来ない・・・」

トウジが居たのだ。