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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ破滅〜 ( No.107 )
- 日時: 2015/02/19 07:28
- 名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: Qa64t.a8)
「おい・・・それは、人権の損害になんねぇーか?」
「ならない」
「そうだ!凛花は、どう思う?」
「別に」
・・・みんな、ひでぇな。
紅は、颯斗の上でバタバタ足を動かして、
「あゝ、誰か俺の味方はいないのかーーーー」
『いない』
即座に、2人が否定する。
紅は、むすっと膨れた。
「そんな年の奴が、そんな顔したって可愛くねぇ」
「颯斗・・・『そんな』を強調し過ぎじゃねぇか?」
「何が悪い?年を自覚しろ」
「俺は、永遠の20だ!」
「26だろ?」
「20代だ!」
「四捨五入したら、30じゃねーか!」
「ガビーーン!」
「まぁまぁ、泣くなって」
凛花が紅の背中をさする。
「クソォォ!12歳の奴に口喧嘩で負けた・・・」
「脳内年齢0歳児の紅には、赤子の手を捻るよりも簡単に勝てるぜ!」
「赤子にも負けた・・・」
「颯斗・・・紅の心の傷に触れるなよ。」
凛花が、紅を庇おうと颯斗に言うと、
「その傷に塩でもすり込んでやろうか?」
キツーイ言葉が返ってきた。
「俺は、この世界に必要とされてないのか・・・」
「ああああ、紅は、鬼を止めてくれるから、必要とされてるよ!」
「・・・そんなの誰でも出来る。」
紅の心に傷は、思ったより深かった。
「ここに!重症の患者がいまーす!」
颯斗に向けて叫んだのに、
「見殺し」
キツーい言葉が返ってきた。
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