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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ破滅〜1/28更新 ( No.108 )
- 日時: 2015/01/29 07:37
- 名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: 9mRpGzcK)
「颯斗…見殺しって」
「そんな患者ほっとけって」
「颯斗・・・」
ぷいっと、颯斗は、そっぽを向いたままチラリともこっちを見なかった。
「あああああ!俺はもうだめだ!心の傷が、深くなって俺のガラスのハートが、砕けそうだ・・・」
「紅・・・あんた、ガラスのハートだったっけ?」
紅は、凛花の言葉にハッとしてまた、落ち込んでしまった。
「俺のハートは、外側だけ鎧をかぶったガラスのハートだ・・・」
ガラスのハートが、レベルアップしたよ!?
「凛花、そろそろ行こう!」
颯斗は、狼に戻り背中に凛花を乗せた。
「紅も乗るか?」
「おう・・・」
紅は、颯斗の背中に乗った。
颯斗は、白い翼を動かし空へ舞い上がった。
その時!
パアアアアアアアアアアアアアアン
耳をつんざくような音が空に響いた。
(雷・・・!?)
違った。
凛花は、数十メートル先まで見える目を持っている。
これは、このゲーム中に取得した。
その目で、音の発生源を見ると…
「颯斗!支配人だよ!支配人が、拳銃で撃ってきてる。狙ってるのは、
颯斗の右翼だよ!」
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