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ダーク・ファンタジー小説
- Re: !凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ破滅〜! ( No.113 )
- 日時: 2015/02/02 07:30
- 名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: 9mRpGzcK)
「ニシシシシ!」
颯斗が笑った。
暗黒の空を1匹の狼と少女と少女の兄のような人物が駆けぬける。
「クゥゥゥゥ!このまま、この世界から飛び出すか!?」
「そんな事しなくてもいいよ。自分達の力でこの世界から出よう」
「俺も凛花に賛成」
「・・・ん。」
颯斗は、つまらなそうに脚を動かした。
「颯斗、そろそろ戻ろうよ!」
「ああ。」
3人、いや2人と1匹は、地面に降り立った。
湿った地面にグシュリ、と足がのめり込み気持ち悪い。
真っ白な靴が、茶色に変色する。
颯斗も、白銀の毛並みが茶色に汚れていた.
「うわっ!俺の自慢の毛並みが・・・」
ガクリ、と颯斗は肩を落とした。
「ナルシスト・・・」
凛花と紅は、苦笑い。
その時、
「はーい!これからいい事を教えますよ♪」
ピンッと颯斗の垂れ下がっていた耳が起き上がった.
「洗ってくれるのかぁ!?」
「NO!」
・・・しばらく沈黙が流れた。
颯斗は、カクカクと口を動かしたまま停止した。
「颯斗、そこの川で洗いなよ・・・」
「・・・YES」
狼は、川に向かって歩き出した。
「んで?いい事って?」
『貴方たちの離れ離れの仲間から、1人だけ選んで下さい。その方は、ここに転送されて来るので一緒にプレイ出来ますよ』
「マジで!?優しすぎじゃない?」
『もちろん、ペナルティはありますよ?』
「・・・」
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