ダーク・ファンタジー小説

Re: 凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ崩壊〜!【コメ募集】 ( No.117 )
日時: 2015/02/04 19:03
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: xJUVU4Zw)

「頭おかしい?」

支配人は、「意味が分からない」というように笑った。

そこが、凛花はムカついた。

「頭おかしいでしょ!」

大声で叫んだ。

凛花は、自分の声でよろめいた。
ぬかるんだ地面に足がズボリとのめり込む。
「汚なぁい!」

それを見て、颯斗&紅が大笑いする。

その笑い声にも頭がカッとなった。
頭をごしごしこすって、なんて言い返そうか考えるが・・・

「凛花、パーカーも泥だらけだな!」

颯斗が、すっかり綺麗になった自分の体を見せながら言った。
「さっきまで、颯斗も汚かったのに。」
「俺は、汚くない!」

真っ白な羽を広げ、凛花に見せつける。
「だいぶ・・・薄汚れて見えるけど。」
「ああ?」
颯斗は何を言ってるんだ、というように顔をグニャリとまげた。
紅も、颯斗の羽を見て、
「俺も…汚く見えるぞ!」
「ウッセー!」



「はい・・・俺は汚いですよ」
顔を真っ赤にした狼が地面にうずくまっている。
「颯斗・・・いい加減にしたら?もう、1時間はその格好だよ?」



ドスン・ドスン・・・

鬼だ。

逃げないと・・・

颯斗は、ようやく立ち上がった。

颯斗は、背中に2人を乗せて暗黒の大空へ飛び上がった。
真っ黒な雲は、手が届きそうなくらい近い。
雲の中で金色の光がピカッと光る。
光が雲を飛び出したとき大地を金色の光で照らす。