ダーク・ファンタジー小説

Re: ★凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ崩壊 ( No.123 )
日時: 2015/02/08 18:41
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: UP46uWUY)
参照: 誕生日一緒は、奇跡ですね!

「今までごめんなさい。」

来夏は、頭を下げた。

凛花は、何も喋らなかった。
颯斗も紅も。
許してもらえない・・・そう、思った。

しかしーーーー

いきなり、手を握られた。

「ううん。大丈夫。全然平気。」
凛花は、私の思っていた子と違った。
その後ろで、2人も笑ってる。

正直、苦手だと思ってた。

違った・・・

明るくて、元気で優しくて・・・
素敵な子だった。

凛花の周りは、いつも笑い声が響いて・・・







楽しそう






来夏の目から涙が溢れた。

視界がぼやけ、何も見えない。

自分が嫌いになりそう・・・

____________________________こんな自分を許して。


凛花は、来夏の目から溢れてきた涙をハンカチで拭った。

「泣かないで。いつだって、味方だから。」

その言葉で、また涙が溢れてきた。
「うぐっ・・・ヒック。ごめんなさぁい。」
「ああああ!泣かないで!大丈夫だよ!」

凛花が焦る。

来夏は、もう、消えてしまいたいと思った。



恥ずかしくて・・・情けなくて・・・

そんなに優しくしないで・・・
壊れちゃうから・・・

自分じゃなくなるから・・・

凛花は、来夏を抱きしめた。

「大丈夫・・・大丈夫・・・」

自然と、涙は止まっていた。
もう、涙を出し切ったのかな・・・

来夏は、凛花に何か特別な能力があるのかと思った。

でも、凛花は、一般人。
能力は持ってない。