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ダーク・ファンタジー小説
- Re: ★凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ崩壊〜★ ( No.128 )
- 日時: 2015/03/26 19:52
- 名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: wJ5a6rJS)
アー付き合ってらんねぇ!
颯斗と凛花と来夏は、緑に背を向けて走り出した。
パタパタ・・・
「鬼が来たのか?」
のんきに緑が笑ってる。
何なんだ?
こいつ。
おかしいんじゃね?
パタパタ・・・
3人の足音が世界に木霊する。
3人は、肩をすくめた。
「やれやれ」
さぁ、これからどうするか・・・
考えないといけないな。
ドスン、ドスン・・・
あの足音だ。
____________________鬼だ。
颯斗は、背中に凛花と来夏を乗せ、振り返った。
「緑は?」
「ほっとけよ」
颯斗は、足元の小石を前足でコロコロと転がして遊んでいる。
「置いていくの?」
「あんな奴いらねぇ。」
凛花は、口を三角にした。
しかし、何も聞かない、と前足で耳を倒して塞いだ。
「この冷酷」
空へ飛び上がると、風が冷たかった。
頬が、カチカチと凍るような感じがする。
颯斗も、寒そうにブルリッと体を震わせた。
来夏は、何も喋らず地上を眺めていた。
「颯斗、大丈夫?」
凛花は、颯斗の白い毛を撫でながら言った。
「大丈夫」
颯斗は、強がってる。
別に・・・強がらなくていいのに。
何か、勘違いしてるんじゃないかな?………何の勘違いかはわからないけど!
「どこまで行くの?」
「どこまでも行くさ。停まろうと思えば、そこで止まればいい。」
そう、言うとまた、黙り込んでしまった。
「そう・・・」
なんか、つまんない!
もっと、面白いことがしたい!
バタンと、また颯斗の背中に凛花は寝転がった。
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