ダーク・ファンタジー小説

Re: ★凛花と恐怖のゲーム!〜人生ノ崩壊〜★ ( No.130 )
日時: 2015/02/14 13:32
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: UP46uWUY)


来夏は、凛花が寝転がったのを見て、自分も体を倒した。

フサフサとした毛は、頬に当たって気持ち良かった。

「何にも起こらないなぁ〜」

「お前らぁ、俺が飛んでるんだぞ!くつろぐなぁ!」

「やなこった!パンナコッタ!」

来夏が、意味の分からない言葉を喋った。

「パ・・・ンナコッタ?」

凛花が復唱すると、

「やなこった!パンナコッタ!、だよ?別に、深い意味はないけどね。」

来夏は、ハハと笑った。
そこ・・・笑う所?
どういう時に、その言葉を使うの?
来夏・・・あんたが分からないよ。


何故か、その言葉に颯斗は反応していた。
「パンナコッタ・・・」

その言葉を発した瞬間、颯斗の腹から怪物の子供の鳴き声のような音がした。

「悪りぃ。『パンナコッタ』って、食いもんだろ?腹減っちゃった.」
「でも・・・来夏もお腹減った。」
「何か食べる?凛花のおごり・・・金がない!」

凛花は、上着のポケットに手を突っ込んだままブンブン振った。

「凛花・・・ポケット振ったって、金は出てこねぇし、店も空いてないぞ!」

颯斗が小声で言うと、
ガクリッと肩を落として颯斗の背中の上でジタバタ暴れ出した。

これこそ、現代の小学生。
現代の小学生の見本のようなものだ.