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ダーク・ファンタジー小説
- Re: ● 凛花と恐怖のゲーム!!!〜人生ノ崩壊〜 ● ( No.150 )
- 日時: 2015/03/14 17:59
- 名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: wJ5a6rJS)
- 参照: また、No.148を書き直したのでよろしければ、ご覧ください。
「ああ、そういう事か。」
凛花に説明をしてもらい、すっかり納得したようだ。
呑み込みが早いなぁ。
まぁ、勉強の飲み込みは遅いけれど。
「凛花!俺が、トウジを遠くへ連れていくから…」
颯斗は、ジェスチャーで、何かを担ぐ真似をしている。
(あ〜トウジを担いで連れていくのか)
コクコクと凛花は、頷く。
なんだか、どこかのロックバンドみたいだけど・・・
颯斗は、ニィと笑うとトウジを担ぎ、よぼよぼ歩き出した。
自分より、年上の奴担ぐって、相当無理があると思うよ?
いつの間にか、さっきまでいた世界ではない、別の世界に立っていた。
何でもありなんだよね…この世界は。
颯斗と、トウジの姿は、どんどん遠ざかり、最後には蜃気楼の中へ消えていった。
「邪魔者が消えて、あとは貴方だけですか・・・」
すっかり、周りがさみしくなった凛花は、悔しそうに口を曲げた。
「子供一人ぐらいならば、すぐ殺せますよね?」
凛花は、不敵な笑みを浮かべた。
「私は…殺されないよ?」
ビキッビキッビキッ
支配人の顔面に、どこにあったのか血管が浮き出てきた。
「じゃあ、やってみましょうよ。本当に殺されないかどうか。」
ピストルに弾丸を込めながら、挑戦状を出してきた。
売られた喧嘩は
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かってやる。
凛花は、袖捲りをしながらジィッ、と支配人を見つめる。
袖をまくった腕には、複数の傷跡がくっきりと残っていた____
どんな手で来るのか・・・
どんな手でも、
避けて見せる。
なぜなら、私は、『殺されないから』・・・
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