ダーク・ファンタジー小説

Re: 恐怖のゲームを始めましょう【参加者募集】誰かぁ来て! ( No.18 )
日時: 2015/03/03 17:37
名前: みーこ (ID: wJ5a6rJS)
参照: 雪雀様がいらっしゃられた(^_^)書いてくれてルゥ!感激×1000

ガザガサガサ

と、草をかき分け山の中へ逃げ込んで行く。
まるで、迷路。
進んでも、進んでも草は視界に入ってくる。

いつもは、青々して柔らかい葉は、今はまるで刃物のように体に傷をつける。

「鬼は、見失っても、匂いを頼りに追いかけてきます!」
ミミは、なぜか解説を始めた。

「まぁ、そうだろうね。ミミの出血ーー」

「ウッサイ!私は、怪我人なんですよ?もっと優しく扱ってください。」

「はいはい。」

その時、

『今から、新人逃走者を助けるゲームを行います。鬼は、停止しますので、山を降りてきてください。』

「また?」

「しかし、仲間が多い方が、ミッションは有利になると。」
ミミは、メモ帳を見ながら説明する.

「ミッションって助けるだけ?」
凛花が、質問すると、「さぁ?」と首を傾げた.

「とにかく行きましょう!」

2人は、山の斜面を滑りながら降りて行く。

「鬼はどこで停止してるのだろう?」

「あっ、鬼です!」

ミミが叫んだ。

見てみると、鬼は凛花達から2mも離れていないところに居た。
もう直ぐで、危なかった。




「新人さんかぁ。仲間が多いと、結構有利だよね。」

山のふもとまで降りると、支配人が待っていた。

「お待ちしておりました。今回は、男性の方です。」

「んで?どうするの?」

「もちろん、助けていただきます。しかし、1人犠牲者を出すか、ゲームで勝つしかありません。ゲームに勝てば、解放鍵をお渡しします。」

「犠牲者なんか、出すもんか!」

「凛花の言う通り!ゲームをするわ!」

「では、ゲーム内容をお話しします。」

「どんなゲームかなぁ。」

「燃え盛る炎に囲まれた部屋から脱出ゲームです。制限時間は60分。1時間で脱出していただきます。」

「OK!」

「では、アイマスクをつけて下さい。今から、その部屋に移動します。」
2人は、渡されたアイマスクを、言われたとおり着けた.





気が付くと、真っ白な部屋にいた。
本当、何にもない。

少し、油の匂いがする。
これも、ミッションに使う道具なのかな?

『お待たせしました!ファイヤー!・・・ファイヤー係!早くしろ!』

支配人の掛け声とともに、炎が噴き出した。
あっつい!
これ、安全なのかな?

もう、逃げ場は無い。

『脱出スタート!まずは、自分の右手の手錠を暗号で外して頂きます。』

「暗号は、どこ?」

『前の画面に表示された暗号から解いてください。』

「問題1 4C2B」

「ハァ!?ヨシ・・・ツビ?」

「凛花さん、お先に解読させて頂きました!」

「さすが!」

「ヒントを差し上げます。50音です。」

「4のC?あ、か、さ、た。4は、『た』だね!Cは、1・2・3だから、一つ目は、『つ』だね!」

カチャ

一つ、鍵が外れた。

「同じように行くと、2のBは、か行の2番目。『き』!答えは『月』!」

カチャン

と、音がして手錠が外れた。

ミミと凛花は、次の問題に挑む。

「1問目正解おめでとうございます!2問目へ行きましょう!」