ダーク・ファンタジー小説

Re: ● 凛花と恐怖のゲーム。〜人生ノ崩壊!〜 ● ( No.206 )
日時: 2015/04/12 13:28
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: wJ5a6rJS)

_______「僕がついてるから」

って、言ったけれど、この状態では……

ミオウと、ライトの周りにはいつの間にか敵の輪が出来ていた。

最初は、数人だった敵がライトが倒しているうちに増殖している。

その数は、1分、2分、経つと、50人は超えている。

「ライト………」

「ぼっ、僕がついてるから。」

_________声が震えてる

ライトは、体を大きくし、口を開けた。

ガォォォォォォォォォォォォォォォォォォ

頭が痛くなるような叫び声を轟かせる。

てか、本当に痛い。

ライトは、痛がっているミオウを気にせず、火を口から出した。

ボォォォォ

赤いダイヤのように光る炎が噴き出す。

ライトは、熱くないのだろうか。

顔が、赤く光っている。

ミオウは、耳を押さえたまましゃがみこんだ。

「あっ」

鼓膜が破れたかも。

めちゃくちゃ痛いんですけど。

助けて助けて助けて!!!!!

目から涙が溢れ出す。






口から出した炎は、敵を焼き払った。

黒焦げになった奴らが、雲の上に倒れる。

目は、死んだ魚のようになって、気持ち悪い。

ライトは、元のサイズに戻り、ミオウの肩にチョンと乗った。

しかし、その瞬間ミオウが倒れ、ライトも振り落とされた。

「ミオウ!?」

「痛い痛い痛い痛い痛い………!」

ドレスが、汚れ茶色になっていく。