ダーク・ファンタジー小説

Re: ● 凛花と恐怖のゲーム。〜人生ノ崩壊!〜 ● ( No.210 )
日時: 2015/04/19 09:53
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: wJ5a6rJS)

落ちていく紅の瞼の裏には、今までの楽しい日々が浮かんでいた。

青や、緑との楽しかった日々_______

試合や、練習。

共に学んだあの日々_______

すべて、紅の大切な思い出。

そして、このゲームの世界に来て出会った仲間たちとの日々。

みんなで、大地を踏んだ。

蹴った。

全てが楽しかった。

仲間がいなくなれば、悲しくて、悔しくて。

それくらい大切だった。

俺が、知らない間に仲間が減っていた時には、辛かった。


「また、会いたい………」


口から、言葉が溢れる、溢れる。


「あ"いだい。俺は、死にたくない」


体を動かし、光に向かって届くはずのない腕を伸ばした。

掴めないけれど、指を動かした。


「おれば!死なない!」


1人で叫びながら、落下していった。

熱風が、紅を包む。


「あああああああああああああ」


体が回転を始めた。

何かの渦に巻き込まれた!?