ダーク・ファンタジー小説

Re: 恐怖のゲームを始めましょう【参加者募集】誰かぁ来て! ( No.24 )
日時: 2015/03/04 19:57
名前: みーこ (ID: wJ5a6rJS)
参照: イメ画待ってます


「オッ俺はサボってなんかないぞ!遊んでたぞ。」

「サボってるっていう意味で受け取ってよろしいですね?」

「遊んでなんかない!俺は・・・その、あの、えっと修行期間が短かったんだ!」

「怪しいです。なぜ、それだけの能力で卒業できたのでしょう?
死ね。この役立たず。変な能力、持ってるだけだろボゲェ。」

「ちげーよ!」

ドスン、ドスン、ドスンーー

「鬼が来たぞ!」

「紅さん?鬼を、足止め出来ますよね?30分。」

「サッ30分!?」

俺、30秒しか止めれないんすけど。

「時よ、止まれ!」

「中二病ですか?」

「技だよ!ワーザ!」

「鬼よ、止まれ!」

「中二病ですよね?」

「ちげーよ!ゴチャゴチャ、さっきからうっせ〜んだよ!」

「ムカッ」

凛花は、そう言うとしゃがんで紅の足に細工をし始めた。

「おい、ガキ!何してんだよ!」

「中二病ジジイウッセー」

凛花は、細工をし終わると紅から離れた。

「おい!待て!一人じゃ危ねーーーー」

カラカラカラカラカラ・・・

「まさか、この音は・・・」

さっきの細工は、足に空き缶をくくりつけていたようだ。

「おい!凛花!音!音!鬼に見つかるだろ!」

「死ね。」

「仲間に向かって、年上に向かって何言ってんじゃボゲェ!」

「お前が死ねば、世界の中には喜ぶものがいる。」

「それ、お前の事だろ!喜ぶ奴って!おめーしかいねーよ!」

「うん。」

「うん!?てか、この缶、どうやって集めてたんだ?」

凛花は、顎でクイクイと何かを指した。

「オメェ。」

紅は、最悪な気分になった。吐き気がしてきそうだ。

凛花が差したのは、プラスチック製の大きな四角い箱。

全てのものが最終的に行くところーーーー

ゴミ箱だった。
「キタネェ!ゴミ箱から出してくるとか!!」

「どうせ、死ぬんだ。先に死んだ方が楽だとは思わないか?」

「思わねぇーよ!俺は、死なない!てか、話噛み合ってない!」

「生きてどうするんですか?」

「そりゃ・・・」

「修行して腕を磨くんですね?」

「その事に触れんな、ボゲェ!」

「触れます。」

「んだから、触れんな!」

ドスン、ドスン、ドスンーーーー

「鬼だ!逃げなきゃ!」

凛花は、紅を置いて走り出した。

「置いてくなぁ!!」

「知らねぇ!自分は、助かるぅんだ!」

「オメェ!ぶっ殺すぞ!」

プルルル

「もしもし、警察ですか?変な大人が子供をぶっ殺すって言ってます。」

『分かりました。すぐに向かいます。』

ウウウウウウーーウウウー(パトカーのサイレン)

「やめろ!話が崩れる!」