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ダーク・ファンタジー小説
- Re: ● 凛花と恐怖のゲーム。〜人生ノ崩壊!〜 ● ( No.247 )
- 日時: 2015/06/01 18:42
- 名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: wIulFSp9)
- 参照: ダーク王女のタンジョー
ミオウstage
『殺すって・・・何を言ってるの?』
レオウが、複雑な表情をする。意味が解らない。立場が、これでは逆ではないか!
「だって、辛い思いしてきたんだよね?じゃあさ、死んじゃおうよ?」
レオウは、ミオウを止めにかかるが・・・
「邪魔しないでよ。一緒に死んであげるから」
焦るレオウ。私が、ミオウをこんなにしちゃったの?
『ごめん!私のせいなら謝るから!』
ミオウは、首を横に振る。レオウには、意味が解らなくなった。私が、ミオウを変えてしまったのではないなら一体、誰が変えてしまったの?
「この国の、濁った世の中のせい・・・かな?」
なにそれ_____
何が言いたいの?ミオウ。
「私さ、いい子なんかじゃないから。みんな、いい子って言うけれど私のすべてを見ていないからそう言えるんだよ」
良い子じゃ、ない?
だって、ミオウは昔から動物とお話が出来たから、動物たちが困っている時には助けてあげた。
〜ミオウの幼少期〜
窓際に飛んできた小鳥を見つけたミオウは、話しかけた。
「小鳥さん、お話して」
ミオウが話しかけると、小鳥は森の話を始めた。
『森がね、家を建てるために切られているんだ。お願いだ、やめてくれ。僕たちの住処がなくなるんだ』
ミオウは、うん、と頷き国王にそれを話した。すると、その森は、植林が行われ平和が訪れた。
ミオウが、たくさんの生物を救ってきたのだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ハァ?私、そんなことしてない。動物と話が出来るのは本当だけどね。」
『じゃあ、あの話は?』
ミオウは、ハハッと笑い、
「そんなの、国王が作った姫を良い子に仕立て上げる作り話よ。」
レオウは、耳を疑った。
国王に、ミオウを見習えと殴られたあの日々は何だったの?
顔に打撲の傷を残したあの日々は・・・・
なんだったの?
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