ダーク・ファンタジー小説

Re: ● 凛花と恐怖のゲーム。〜人生ノ崩壊!〜 ● ( No.257 )
日時: 2015/06/14 12:03
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: pmOIN4oE)
参照: RINBYOさん、私も応援しています♪


___紅______

俺は……

いつの間にか、暗い空間に立っていた。

確か、俺は《死んだ》。

なのに、なんで体が動き、考えるる事ができる?

服は、そのまま。いつもの服。特に、変わったところは見受けられない。

紅は、手のひらを動かし生きている事を確認した。

「俺は、まだ命があるのか?」

紅は刀を抜き、光る銀色の刃を右手首に向けた。

死んでいたら、痛みはないだろう。あれば、《生きている》

カチャ……

刀を傾け、手首に当てる…ズチャッ

血の滲みとともに、手首に赤い切れ目が出来ていた。

「俺、死んだのか」

痛みは、少しも感じなかった。本当に、少しも感じなかった。

斬れた事も、少しもわからないくらい。

紅は、ピョンピョンと跳ね身体中を確認するが目立った傷もなかった。

「ん〜、、まぁ、俺死んだならこの先は天国or地獄だよな」

長い、トンネルを紅は歩き出した。この先の世界など、心配する素振りを一切見せずに。

「これで、俺もユックリ出来るな」

トンネルを走り抜けると、そこは2つのトンネルがある狭い部屋だった。

右には、水色のトンネル。左には、赤いトンネル。

(どっちかを、選べってか?)

んじゃ、テキトーに。紅は、パタパタと音を立て歩き、青いドアのドアノブを握った。

ギギ〜

ギリギリ音を立てながら、紅は扉を開け中に飛び込んでいった。