ダーク・ファンタジー小説

Re: 恐怖のゲームを始めましょう【オリキャ参加者募集】誰かぁ来て! ( No.28 )
日時: 2015/01/11 12:05
名前: みーこ (ID: xJUVU4Zw)

お客様〜誰かきて下さ〜い!
…………………………………………

「紅・・・もう独りぼっちにしないでよ!」

「お前なら、何回も一人ぼっちなんだから大丈夫だろ?」

「んな訳ないじゃん!大丈夫じゃないから言ってんのに!」

「おっ鬼が来た!」

「そう言って、ごまかそうたって無駄だよ!ミエミエ!」

「ガチダヨ!」

ドスン、ドスン、ドスンーーーー

「えっ!」

凛花は、ピタリっと停止してしまった。

(なんで、動かないの!?)

足が地面に吸盤のように吸い付けられて動かない!

(これを、足がすくむって言うの?なんで、こんなときに)

「しっかたね〜な。」

紅はおんぶしてくれた。

「うわっ、お前重い!100キロかな?」

「んなわけないじゃん!」

「鬼の見張りはお前な、お前がやれよ。」

「うん、鬼は・・・すぐ後ろ。」

「えっ・・・」

紅の顔が蒼白になった.

「お前、さっきなんて。」

「ん?真後ろ。」

紅は気絶しそうになった。

首だけを動かし、後ろを見るとーーーー

「鬼だァァァァ!」

鬼はもう数メートルしか離れていなかった。

(なんで、俺、能力が働かなかったんだ?)

思い当たることは、一つ。

あの4文字が頭に浮かんだ。

『栄養不足』

もう、ほとんど食べてない生活が続いていること。

(くそっ!)