ダーク・ファンタジー小説
- Re: 恐怖のゲーム【オリキャラ参加者募集】誰かぁ来て! ( No.34 )
- 日時: 2015/03/27 13:51
- 名前: みーこ (ID: wJ5a6rJS)
凛花は、ふと思ったことをつぶやいた。
「なんか、参加者増えたね。みんなは、どうやって参加したの?」
紅 「俺は、気が付いたら参加してた。」
来夏・冬華 「あたしは、寝てたら勝手に!ニシシシシ」
凛花 「私は、アナウンスがあって強制的に。」
「ふーん。なんかバラバラだな。」
「確かに!でも、その方が面白かったりして!ニシシシシシ」
『ピンポンパンポーン!新しい参加者がやって来ました。救出に来てください。場所は、本部です。』
「はーい」
「救出って何処にだよ。」
「紅、今本部って言ったよ。」
「本部って?」
「町の中心の教会だよ。」
「救出しなくてもいいんじゃない?私は、元から協力するつもりはないから。」
「助けに行かないと、その人は死んじゃうんだよ!?冬華は残ればいいよ!」
「しかし、助けに行くのは危険だ。残った方がいい。」
「紅まで!」
「でも、助けに行けばペナルティ、科せられる場合もあるかもな。」
「紅・・・確かにそうだけど、でも、このゲームは人の人生を動かすんだよ?もし、その人がこのゲームで死んじゃえば、この後の人生が無くなるんだよ!」
「っ・・・」
「人の人生なんて関係ないわ。」
「冬華!」
「凛花だけで、行くよ!皆は、残ればいい。団体で行って皆死んじゃったらいけないもん。」
「命捨てに行くようなもんだぞ!」
「人の勝手じゃない。どーでもいいわ、好きにしたら?」
「冬華・・・」
「私の自由だよ。紅、冬華ちゃん、逃げ切ってね。紅、今までありがとう。もし助かっても、ペナルティー科せられたらみんなの足手まといになるからここでお別れだね!さようなら。」
凛花は、2人に背を向けて教会に向かった。
力強く地面を蹴って、前に進んで行く。
もう、振り返らない。絶対にだ。
振り返ったら・・・もう先へ進めない。
顔にパチパチと小さな粒が当たる.
(負けない、絶対、助けるんだ!もし、失敗しても皆がいる。ゲームを進めてくれる.だから、私が死んだって大丈夫。)
すると、急に肩の力が抜けた。
今まで、肩に力入っていた事に全く気づいてなかった。
ゴーンゴーンゴーン
教会の金の音がする。
「着いた・・・・」
扉を開く。あっ・・・
「お待ちしておりました。中藤凛花さん?お1人ですか?」
「皆は、人の命なんてどうでもいいって思ってる。私は・・・違う。」
「皆さんは、長いゲームの中で精神的にもお疲れなのですね。」
「!!」
「モルモットのあなた達は、新型ゲームのテストをしているのですよ?」
「そんなの聞いてない。」
「あら、口が滑ってしまいました。ハハハ!あなた達は、表向きの理由で挑んでいたと思いますが、裏は、モルモットなんですよ!!!ええ、大変いいデータが出てます。」
「騙したの?」
「まぁ、そうなりますかね?」
支配人は、白い骨の顔を撫でながらそう言った。
「もう・・・嫌だ!早く、帰りたい!」
「どうします?ゲームしますか?」
「はい。」
「そうこなくては。」