ダーク・ファンタジー小説

Re: 凛花と恐怖のゲーム!!最悪の1ヶ月【参照500突破!!】 ( No.57 )
日時: 2015/04/04 23:10
名前: みーこ (ID: wJ5a6rJS)
参照: 参照500越え感謝〜目指せ!参照1000!〜(^O^☆♪

「おーい、レン!」

紅は、レンを呼び出した。

「何か?」

「なぁ、お前、強いのか?」

「わざわざ、呼び出して聞くことですか?」

「まぁ、いいだろ?」

「強いですよ?姫様の護衛隊長に選ばれたくらいです。」

ふーんと紅は笑う。

「何を倒した?」

「サメです………確か、人食いザメ……の子供」

「大人は?」

「無理に決まってるじゃないですか!」

紅は、焼いていた魚をひっくり返した。

魚の油が落ち、炎が高くなる。

「んじゃ、姫さんは守れねぇな。」

レンの頭にかァァと血が上る気がした。

「何を言ってるんですか!」

「お前の国の戦闘能力は低いと言ってるんだ。」

「えっ・・・」

「大人も倒せない奴が、隊長ならその部下の奴らは何を倒せんだよ!」

「あっ・・・」

確かにそうだ。紅は、間違ってなんかない。

僕達の国がおかしいんだ。

何やってんだ・・・僕の国は。アラーヌ王国は。

姫一人も守りきれないかもしれない奴らばかりじゃねーか。

レンは悔しかった。

手に力が入る。

「どうしたら・・・いいのでしょうか。」

「そうだな、何か、強い国と戦うことじゃねーか?」

紅は、魚にかぶりついた。

「強い国・・・」

「俺は、お前らの国の事は知らん。あとは自分で考えろ。」