ダーク・ファンタジー小説

凛花と恐怖のゲーム!!最悪の1ヶ月間【参照900突破!!】 ( No.89 )
日時: 2015/02/19 07:31
名前: みーこ (ID: Qa64t.a8)

おお、息が苦しい!

こいつらの周りには、酸素がないのか?

「副リーダーは・・・」

「そりゃ・・・」

止めようとしたのに、逆に加速させてしまった。

「副リーダーは!要らないから!」

凛花が叫ぶと、セイが手を挙げた。

「必要です。もし、あなたが死んだら?」

「その時に、副リーダーは決めて!」

「ブーブー!」

ブーイングが始まった。

「誰かァァ!助けテェ!」

「副リーダーは、この僕です!」

「いや、セイには100年早い。トウジが副リーダーだ!」

「お前みたいな『アホ』が出来るわけない!」

「頭固いセイより、柔らかい僕の方が、ヒラメキでみんなを引っ張れる。」

「だから、ヒラメキが危ないんだよ!人の命を預かるんだ!」

いやいや、お前らに命なんか預けるかよ・・・

「ヒラメキは、世界で一番なんだ!」

「何が一番なんだよ!?」

「わかんねぇ。」

「お前に任せられるかぁ!」

「任せられる!」

「もう、やめて!副リーダー、モメるくらいなら要らない!協力して行きたいの、凛花は。」

「ウッ・・・」

ドスン、ドスン・・・

「どんなタイミングで鬼が来るんだよ!」

「逃げよう!」

「!?」

「トウジに任せろ!」

「お前!・・・」

「みんな、二手に別れろ!」

「じゃあ、右へ!」

「左へ!」

みんな、蜘蛛の子を散らすように飛んでいく。

「みんな!教会で集まろう!生きて会おう!」

トウジは、本当のリーダーのように指示を出す。