ダーク・ファンタジー小説
- Re: 恐怖のゲームを始めましょう【参加者募集】誰かぁ来て! ( No.9 )
- 日時: 2015/01/03 16:20
- 名前: みーこ (ID: xJUVU4Zw)
「私が、主催者です。」
こんなゲームを作ったやつの顔を見ておこうと顔を覗いたが、見えない。
「やっと来てくれたのですね。あなたには、2人の人間を救出してもらわないといけません。」
「颯斗以外にもいるの?」
「新しい方なので、最初から捕まっております。ゲーム、すたーとです。」
ギィィィィ耳障りな音がして扉が開いた。
「そこから、階段を降りて行くと2人が居ますよ。」
暗黒の世界が目の前に広がる、もう、元の世界には戻れないような気がした。
カツン、カツン、カツン
どうやら、鉄製の階段のようだ。暗くて見えないけど。
「まだなのぉ、ねえ、ハヤト!」
カツン、カツン、パタン。
音が変わった。階段が終わったのだろう。
「電気、ないんですか?」
パチン!j
明かりがついた。そこは、信じられない世界が広がっていた。
ハヤトともう一人の人物は檻に閉じ込められていた。
その下の世界がおかしいのだ!
下は、骸骨で埋め尽くされていた。
一つや、二つではない。何千もの数のドクロだ。
「なっ、何これ!」
『やっと、到着しましたか?遅かったですね。今まで、全国を回ってきましたが
最下位ですよ!』
「そんなのどうでもいいじゃない!どうやって、助けるの?」
「今から、ゲームをします。簡単なゲームですよ。」
ゴゴゴゴ!
床が回転し始めた。さっきまで、コンクリートだった床はカーペットの床へと
チェンジした。
『そこで、ゲームをしますので。初めとは、ゲーム内容に変更が出ました。こっちの方が面白いですよ。どうぞ、降りて行ってください。』
「はい。」
リンカは、ゲーム台の横の椅子に座った。
『トランプゲームです。ルールを説明します。皆さんも、知っている方もおられるのではないでしょうか?そこにある、54枚のトランプの中から5枚カードを選びます。そして、トランプを1枚選び、場に裏返して出します。2人が出し終えたら、
同時に裏返して、数字の大きい方が勝ちです。5枚全てを出し終えて、勝ち数の多い方が勝ちです。不正のないように、勝った方はトランプを捨てて下さい。』
「面白そうじゃん!もし、私が負けたら?」
「初めにお話ししませんでしたか?あなたも捕まります。対戦相手は、主催者の私でございます。」
「アンタ?」
その時、初めて顔が見えた。
ガイコツだった。
「では、そこの54枚の中からカードを選んでください。」
「はい。」
凛花は、5枚カードを引き抜いた。
主催者も、5枚カードを引く。
凛花のカードは、クイーンとキングと6と2だ。このゲームには記号は関係ないの
でお伝えしません。
「では、1枚目のカードを。」
カードを出す。
支配人もカードを出す。
「では、裏返してください。」
凛花は、6、支配人は3。
凛花が一歩リードした。
「負けてしまいました。しかし、始まったばかりですよ。」
(この、2のカードを先に捨てておかないと。)
凛花は、カードを箱に捨てた。
「第2試合、始めますよ。」