ダーク・ファンタジー小説
- Re: 鬼game 観覧者200突破!!号泣 ( No.26 )
- 日時: 2015/02/10 17:16
- 名前: 蘭子 (ID: h4JF6PUo)
約束の六時半。。。
優は来ない
そして六時四十分
「ごめんなさい輝光。」
息をあらげて優はいった。
「オメェなら1000%遅れてくると思った。」
「100%以上は無いかと。」
「全体が1000%だったら?」
「」
「んじゃ、まずは鬼術の説明。
鬼術とは、人間でない鬼を退治するために作られた術。世界に100人ほどいるそうだ。
鬼術の使者を呼ぶには、「怯」がいる。怯は人それぞれ量が違う。
いじょう!!!」
「デモ、輝光は本から呼んでた」
「本、導きの書は使者と繋がってる。」
「ふーん。」
「じゃあオメェの怯の量を測定する。」
そう言って輝光は少し太い針のようなものを持ってきた。
「これを体の、腕に刺すと量が判る。」
「痛い?」
「かなりな、だが暴れるな。」
「じゃあさすぞ。」
「うん。」
チクッツ
「ギャアーーーあああぁぁああぁああああ」
「あと三秒、二秒,,,,,.はいok」
「ハァハァハァハァ... 痛かった。」
「じゃあオメェは怯が多いな。多い方が痛い。」
「ああ、良かった。」
「まずはひとつめの訓練。座禅だ。」
家の中の一室で優は座禅をしていた。していた。
その後ろでは輝光が導きの書に向かってぶつぶつ言っていた。
今、優の頭の中に不快な感覚を流しているらしい。
「...ぅうぅううぅぅうぅ」
「,,,,,,ぅうう..うあぁーーー」
「はぁ、そんなのにも耐えられねーのか?六年生の癖に。」
「だって..だって怖かった。」
「はぁ、んじゃ、気を入れ換えて、マラソン!!!」
「ハァハァハァハァハァハァ......モッ...もう無理ぃー輝光。」
「ケケケ、たった三キロだけでか?」
「もぉ..帰ろ。」
「ケケケ、しかたねーな。」
輝光は五年生だ、身長が高め。だからか、身長が低い優は見下ろされている。
家にかえって輝光の作った夜ご飯を食べると、コロン、と寝ていた。
「クスクス、優くん可愛いね。」
「ケケケ、まあまあだなぁ。」