ダーク・ファンタジー小説
- Re: ぼくらときみは休戦中[ぼくさい短編・作者の呟き] ( No.21 )
- 日時: 2015/04/03 19:07
- 名前: 利府(リフ) (ID: ktFX/uOB)
本編の参照1700を記念して、また核心につながる話
ごめんなさいありがとうございます本当ごめんなさい
霧森が自分のどツボキャラになりかけてるのでぼくさいに戻ろう、うん
今回の作業用BGMはニコ動で活動してる謎の歌い手さんの曲ですぜうへへ
次はクロトリでいこうかなえへへ
そこらへんに広がってる瓦礫は全部俺の手下だ。
逆手にとれば、仲間は瓦礫しかいない。
前の朝から保健室に行くと言って、それからずっと会議室に籠っていれば
空も青から黒と、雲から星と表情をくるりと変えている。
下らない。
この世界みたいだ。
何が狂ったのか、この世界は非常に虚無で満ちている。
そこら辺を歩いている動物だけはまぁ呑気に住宅に侵入して、飯をあさくって、
貪って、個体の数を自由に増やし続けている。
人間様が自己防衛してる隙に、どうやらヤツらはここの主導権を握ってしまったらしい。
『ざけんじゃねぇ豚どもも鼠どもも猫どもも』
俺がいつの日か黒板に白ペンキで塗りたくった文字には、ごっそり埃や
崩れ落ちた壁の欠片が残ってやがる。
ここに残ってリゃ、俺が結局は人類の希望とか意味の分からないものに
お名前を変えられてしまうってのか。
それは別にどうだっていいが、人生を捻じ曲げられた男とかいうのは
どうも響きが悪くて仕方ない。
窓を開けると、それはもう空が綺麗だった。
こんなに美しい空を見た事は無い。
どす黒い霧だけで形作られている風景は、
俺たち人間にとっては新鮮としか言いようがない。
この空を見ると、星が欲しくてたまらない。
後ろに立っているお前に頼んでもいいか。
別の種族に媚びるってのも嫌だが。
「なぁ、夜空を取ってきてくれよ」
自分はそう伝えた。
相手はこう言った。
「 」
何て言ったのか分からねぇなぁ。
まぁ、いいか。
そいつの持っていたナイフが、胸に刺さってるから。
痛ぇなぁ。
皮肉だなぁ。
それができるならさっさとやればよかったのによ。
動物の反逆で息絶えた英雄、か。
これじゃ示しがつかねぇ。
ああ、畜生。この畜生どもが。
胸糞悪いったらありゃしねぇ。
生物の共通点は生死という事だけかもしれない
(あなたがこの世に生まれて来たからには死に向かう奴隷になりましょう!)
ある人物の世迷い言。本編とはリンクしません。