ダーク・ファンタジー小説

Re: ぼくらときみは休戦中[ぼくさい短編・作者の呟き] ( No.7 )
日時: 2015/01/31 13:26
名前: 利府(リフ) (ID: ktFX/uOB)

声が聞こえます。

死んでいく悲痛な声が。
悲鳴が。
嗚咽が。
叫びが。

おれはなにもきいていません。
いいえ、ききのがしているだけなのです。

きけるけど、きくにあたいしないくだらないばかみたいなおとです。

わたしはおまえらにきょうみはありません。


とうさまは、それをみているのでしょうか。
わらっています。
おたのしみはこれからなんだ、ときこえました。


いま、ぼくはききました。
みみをすましました。

なきごえはします。
ひめいはありません。
おえつもありません。

こえのするほうこうにもうにんげんはいません。
あたしはうれしくてたまりません。

なきごえのするばしょをみると
おれがもとめているばけものがいました。


わたしはあれがほしい。

ぼくはあれがほしい。

おれはあれがほしい。

あたしはあれがほしい。



ようやくてにはいるのです。

ああ、   はなんてしあわせなんでしょう!


つくしましょう。
ずっとさがしていたあなたに。

どんなじゃまものもけしてみせましょう。
そうちかいましょう。




    は、あなたがだーいすきです。














だれかのことば