ダーク・ファンタジー小説

Re: 8月の海 残虐事件!●リレー小説●参照300突破!! ( No.7 )
日時: 2015/02/19 22:05
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: UP46uWUY)
参照: 最後にするとか、言っといてまた書いてるwww

ココは、見つからなかった。
父親は、警察に向かった。
「じゃあ、行ってくる……」
そう一言言って。
ミマたちは、家へ一時的に帰る事にした。

母親は、溜息をついてキーを差し込んだ。
車が動き出す。

景色がゆっくり流れて行く。

「シートベルト、してるよね?」

母親は、暗い声で言った。
ミマは、どういう声のトーンで返せばいいのか戸惑った。

「うん……」

低めのトーンにした。

その後は、何も言ってこなかった。

しーんとした車内は、ミマにとって居心地悪かった。

途中で、何回も窓を開けた。

窓を開けて、顔を出し潮風に当たった。
でも、潮風は嫌なことを思い出させる。

ココ………

何処へ行ったの?

その時、被っていた麦わら帽子が風に煽られ飛んで行ってしまった。
その時、ミマは、帽子と一緒にココも何処かへ行ってしまったのではないかと思った。

遠い……遠い……ミマの知らない世界へ。

もう、その時ココとは一生再会できない気がした。



まさか、その予感が的中するなんてこの時は、誰も思っていなかった。