ダーク・ファンタジー小説

Re: ●8月の海 残虐事件!●参照400突破感謝! ( No.9 )
日時: 2015/02/22 19:31
名前: みーこ ◆jdHxHHqZ4A (ID: SGjBfZqJ)
参照: しばらく、ほったらかしだったので、また書きます。



「いちいち、うるさい!誰のせいでも、ないんだ!」

ミマは、叫んだ。
母親は、目を丸くしていた。

「ミマ………」

母親の目から、光が消えているのが分かった。
絶望というものに支配された人間は、こうなってしまうのか。
ガタガタと震える母親は、捨てられた子犬のようだ。

見苦しい

「誰のせいでもない!ココは、帰ってくる!また、笑顔を振りまいて!」

ミマが、言い終わるか終わらないかの瞬間に、テレビが新しいニュースを伝え始めた。

「嘘……なんで……」

つけたはずのない、テレビがついている。

『ニュースです。先ほど、◯◯海で、子供の遺体が発見されました____』

その言葉は、私たちの『小さな希望』を打ち壊した。
2人は、床に崩れ落ちた。
耳には、聞きたくないのに言葉が流れ込んでくる。

『女の子は、小学3年生の赤城ココさんと思われます_____』

ニュースが終わると同時に、電話がなった。

ルルルルルルル……

母親は、ゆっくり歩いて受話器をとった。
そして、何かを話し終えると、ミマに尋ねた。

「今から、警察で遺体の確認してくるけど、行く?」

遺体……怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い






コ・ワ・イ







どんな風に殺されたのだろう。
残酷………『残虐』。







でも………これが、ココに会うのは最後になるかもしれない。

嫌がる体を無理やり動かした。
母親は、うん、と頷くと父親の車に乗り込んだ。






警察署に着いた。
玄関で、警官に会釈して中に入った。