ダーク・ファンタジー小説
- Re: リレーしょーせつ ねぇ、あそばなぃ ( No.154 )
- 日時: 2015/07/13 19:20
- 名前: 凜太郎 (ID: kct9F1dw)
都月さん、そう言ってもらえると嬉しいです。
頻繁に更新できるように頑張ります。
では早速続き書かせていただきます。
それじゃあここからが小説です↓
なんとかヤマト君が死にかけるくらいで僕のキャラの暴走は収まった。
僕は窓の外に目を向けた。
「天気・・・悪いなぁ・・・・・・」
一度ゲーム機をテーブルに置いて窓に近づいた。
まだ夕方なのに夜みたいに暗い。
雨や風もすごいし、時々雷の音もする。
明日は晴れないかな、なんて考えながらゲーム機を持った瞬間、家の近くの電柱に大きな雷が落ちた。
ドゴォーンッ!
轟音が響き渡り、僕は椅子から転げ落ちた。
その時、ゲーム機を持っていた手がビリビリした。
見ようとした瞬間、画面がカッと光り、僕はその光に吸い込まれた。
「何が起きて・・・え!?」
目を開けると、コマンドが目の前に出ていた。
柴木ヤマトと何をする?
普通に話す▼
殺し合い
Hなこと
これは、さっきまで見ていたコマンドだ。
僕は恐る恐る普通に話すを押した。
すると、ヤマト君が笑顔で近づいてきた。
ヤマト「最近暑いよなー」
「うわぁ!?」
僕は尻餅をつきそうになったが、システム的な何かがあるのか、立ったままだった。
ヤマト「おいおいwどうしたんだよ?おばけでも見たのか?」
「僕、ゲームの中に閉じ込められちゃった・・・・・・」
ヤマト「は!?」
非現実的な出来事に、僕は泣きそうな状態だった。
すると、三井さんと下着君・・・じゃなかった、下木君が走って近づいてきた。
そして僕らの説明を聞いて2人は息を飲むような音が聞こえた。
三井「そんな・・・・・・」
下着「マジかよ・・・何が原因なんだ?」
「多分、近所に雷が落ちたのが原因だと思う・・・」
ヤマト「それでゲームに閉じ込められるものか?」
下着「もしかしたら催眠術的なものかもしれないね」
「催眠術・・・・・・?」
下着「うん。実際は普通にゲームしてるけど、自分はここにいると思ってる、とか」
なるほど。
たしかにあの画面の光にそういう効果があったのかもしれない。
僕はなんとなく納得して、目を瞑った。
目、覚めろ・・・・・・ッ!
下着「多分自分の力では無理なんじゃない?」
「そんなぁ・・・」
ヤマト「しょうがねえな!天気が良くなったら起こしに行ってやるよ」
「うぅ・・・ありがとう・・・・・・」
それから数時間ほどは他愛もない雑談をしていたのだが、唐突にヤマト君が焦ったような声色で言った。
ヤマト「お前、ゲーム機握りしめたまま、ぐったり寝てるぞ・・・」
僕の心は一気に恐怖や焦りで覆い尽くされた。