ダーク・ファンタジー小説

守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.34 )
日時: 2015/03/18 18:33
名前: 裏の傍観者 (ID: m9NLROFC)

1700時、生活隊舎 自室。
明日の準備を終えた俺は、ベッドで寝込みながら考え事をしている。
明日向かう群馬県は、俺が高校を卒業するまで住んでいた故郷だ。
もちろん、実家がある。
一度帰ろうかと考えていたが、躊躇っている。
自衛隊をやめて国防軍に入隊したことを自分から言っていない。
まぁ、すでに自衛隊から聞いたかもしれないが。
ただ、自衛官を殺した事についてどう思われているのかが心配だった。
実家にはもう一年半は帰っていない。
連絡すらしてない。
きっと、親父やお袋は必死になって探しているかもしれない。
眠くなった俺は、目を閉じて眠りに落ちた。


同時刻、相馬原駐屯地 女性自衛官生活隊舎。
昼間にヘリコプター隊の隊長と話をしていた時の事を振り替える。
国防省で実行された防衛省攻撃作戦。
戦車大隊が戦車をもたずという異例の参加をし、アパッチが全機出撃した記録。
相手は地上戦力しかいなかったにも関わらず、最初の1機が狙撃され機材が破損、任務継続不能になり撤退した。
他も、ジャべリンATGMで攻撃を受け、結果的に破壊できずに終わった。
アパッチがやられたときは正直ざまぁとしか言いようがなかった。
だが、気になる噂を聞いた。
何でも、その作戦を考えたのが結美 玲也という男らしい。
「誰なんだそいつは。」
渡された資料で調べてみる。
結美 玲也、元戦車大隊所属で陸士長。
自衛官を殺害し、国防官に入隊。
現在国防2等尉官。
「裏切ったのか、自衛隊を。」
興味が沸いてきた。
両親を自衛隊に殺された記憶がある私は復讐の為に入隊したが、結美と呼ばれたやつは自衛隊にどんな恨みがあったのか知りたくなった。
「・・・ねむ、また明日にしよう。」
色々と疲れた私は爆睡した。