ダーク・ファンタジー小説

守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.41 )
日時: 2015/03/18 23:17
名前: 裏の傍観者 (ID: KBFVK1Mo)

1220時、相馬原駐屯地。

やっとのことで辿り着いた俺達は正門で身分証明書を提示する。
「国防陸軍、第零攻撃戦闘大隊第1中隊の国防2等尉官、結美 玲也だ。国防長官より在駐している陸将との面会を命ぜられた。」
俺は国防省と防衛省の印鑑が押された入場許可証を見せる。
「確認した。・・・武器はあまり使って欲しくはない、やるなら駐屯地外かよそでしてくれ。」
「随分と国防軍をジャンキー扱いしてくれるな。」
警衛か、懐かしい。
「あんたを知ってるからだ、結美2尉官。気をつけた方がいい、こっちには偵察隊もいるんだ。機甲科だったんだろ?」
「あぁ。」
「俺は何とも思わないから、忠告はした。俺もあんたと似たようなことを考えてたしな。」
「いっそのこと、国防軍に来たらどうだ?」
「それもいいな、行けるなら行きたい。」
「名は?」
「花崎士長だ。」
「覚えておく。」
窓を閉めて、貴志川に合図を出す。
ようやく相馬原駐屯地に着いた。
「・・・繰り返させない。」
「玲也?」
貴志川はうまく聞き取れなかったようだ。
「独り言だ。」
繰り返させたくない。
俺みたいな奴が何人もいれば、それはずっと続く。
それだけはやらせない。
自衛隊もいい加減変わってほしいものだ。

同時刻。

「あれか。」
屋上から下を眺めていたとき、黒塗りの高級車が停車した。
出てきたのは数人の国防官。
その中に、結美 玲也という男はいた。
なにやら腕を怪我しているらしく、腕が固定されている。
「前の戦闘で撃たれたのか。」
「風神2佐。」
「はい。」
呼ばれた私は後ろを振り向く。
私を呼びに来た隊員だった。
「国防官が到着しました。」
「報告ありがとうございます、会議室だよね?直ぐに行きますね。」
さてと、だるい仕事とっとと終わらせて結美という男に質問攻めするとしますか。