ダーク・ファンタジー小説

守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.54 )
日時: 2015/05/09 15:39
名前: 裏の傍観者 (ID: mNUslh/H)

玲也が無言で隊長室を退室した私は貴志川に後を任せて玲也を追った。
「もう、心臓に悪い事ばかり口にして・・・。どこにいったのよ。」
「彼を探しているんですか?」
急に離しかけられて足を止める。
相手は陸自ではなく空自の隊員だった。
胸についているウイングマークを見て、彼はパイロットであることがわかった。
「貴方は?」
「航空自衛隊、2等空尉の古城 哉良です。」
そういえば昨日一度顔を合わせているのを思い出した。
確か、アパッチの搬送を護衛していた部隊の一人だ。
玲也を見て驚いていたのが彼だった。
「日暮奈 夕美、国防3等尉官よ。・・・なんだったかしら。」
「彼を探してらっしゃるんですか?」
「えぇ。陸将と喧嘩口調で話をした後、無言で隊長室を去ったわ。貴方も玲也を探しているの?」
昨日は玲也に何かを話したがっていたようだった。
「風神2左が結美2尉官とお話をしたいとのことで、今お探ししています。」
「俺を探しているそうだな。」
「玲也!どこに行ってたのよ。」
トイレから出てきた事から、トイレに行っていたのだろう。
「結美2尉官。」
「古城2尉、案内してくれ。」
2人はそういって歩き始める。
「夕美も来いよ。あの風神2佐から面白い話が聞けるぞ。」
「・・・わかったわ。」
仕方なく付いて行くことにした。